某日。
福知山市の三岳へ。
ここは以前ひょうたんで町おこししようと、各家庭にひょうたんの種が配られ、
ひょうたん王国つくっちゃおうぜ計画があったそうで。
各家庭で苗をつくり、育て、
お互いひょうたんの近況報告するのが村の共通認識。
しかしそれも今は昔。
いまひょうたん作られてるのは
たったひとりになり、その一人の方も今年いっぱいでひょうたん作りをおしまいにする、とのこと。
その方のお宅へ。
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ハロウィン! |
まず玄関から無数のひょうたん。
部屋のなかもひょうたんに次ぐひょうたん。
ひとくちにひょうたんと言えども、千成瓢箪、百成瓢箪などいろいろな種類と大きさが。
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1回転! |
この方は細工もされる方で
美しい彫りや、繊細な絵画などがほどこされるひょうたん。
なんという世界や…!
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精密 |
いままで瓢箪といえば岐阜県の養老に行ったときに駅から無数の瓢箪がぶら下がってて「なにこれ…」と思ったきり、縁遠い生活を送ってきましたが
いやはやひょうたん、なにこのフォルム。
ただただ愛するしかないその丸み、肌触り。
しかし瓢箪。
食べたら食中毒、葉もお茶にもできないほどの苦味だそうで、
その無用の長物感がより一層愛おしさを増す。
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種 |
育て方(週に一回は消毒)、加工の仕方(これまたとてつもなく大変)、そして瓢箪を愛する
愛瓢会の存在などについて伺う。
とても多彩な方でどの話も興味深い…。
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右の子に心奪われ結局購入 |
その後、畑も案内して頂く。
はじめて見たよ、成ってるひょうたん…!
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うわわわ |
ゲートから降り注ぐ瓢箪はまさに宇宙。
なんだこのひょうたんユニバース。
もうこの時は収穫も過ぎていた頃だけど
さぞ最盛期はひょうたんの雨のようなたまらん光景なんやろな…。
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universe |
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白鳥のような |
朽ちた姿ですら美しい。
腐って穴が空いたらしいけどこのまま花瓶もしくはペン立てにでもしたい。ああフォトジェニック。
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但しインスタ映えはしない |
わーきゃーひとしきり盛り上がり、
ひょうたんのポテンシャルの高さに酔いしれた一日。
酔いしれるだけやなくてこのかわいこちゃんをなんとか‥!せねば!
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ドナドナドーナードーナー |